共鳴 依光陽子
春信や虫の睡りをあしのうら
山百合の芽吹ける庭や鳥来る庭
剪り詰めて主に似たる梅花かな
午過ぎの日や頰白の眼に頰に
手に持つて空にかざして木の実植う
日に近くくしやと見えたるところが巣
鳥風や揉めば砕けし草を掌に
引汐に遅るる魚や月朧
如月や書くまで白くありつづけ
春風とほいとほい春風吹いて
共鳴 依光陽子
春信や虫の睡りをあしのうら
山百合の芽吹ける庭や鳥来る庭
剪り詰めて主に似たる梅花かな
午過ぎの日や頰白の眼に頰に
手に持つて空にかざして木の実植う
日に近くくしやと見えたるところが巣
鳥風や揉めば砕けし草を掌に
引汐に遅るる魚や月朧
如月や書くまで白くありつづけ
春風とほいとほい春風吹いて
© 2009 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト. All Rights Reserved.
This blog is powered by Wordpress