公園  鈴木一平


公園   鈴木一平

なんか知らないけどたくさんの食べられている人が好きです。
ねえ、公園の一部を
改築してつくられた、園内の一室で行われた
足を洗った、私を増築したいという思いも
のが公園の一部を改築して行われた、足を洗った
猫が、とてもみずみずしくてきれいな
猫が、とてもみずみずしくてきれいな
天気の上で死んだ。猫が
生きなければならないとある、耳の後ろをめくったところ
で、そういや何時頃だっけ? ぼくは、見えない口が砂を噛んで
聞いている音に対してごく薄く、ほとんど皮膚しかない斜面の
ようすが知りたかったのだと聞いた
覚えがあった――でも、表面がすごくぬるぬるしている
足を、洗った、もう一度強くはがした
顔色がなんだか優れないんじゃないか?
そりゃね、それはいたから分かるんだけど仮定の話ね。
私を会ってみましょう。
そんなことが書かれたチラシの家に住んでいた。
でも、水色の、肉はもういいかなって死んだ。猫が、飲み会あったし
行かなかったけど、鼻が時間帯で息吸うと
ね、あれは人としておかしい。
人には色々あるんだってのはね、そう、私は指を広げて
荷物を包み、鞄に入れられた頭を持ち運ぶのが
見た目よりずっと易しいぼくは、伸び縮みする
便利な世の中になってきたとも思う。
ああ晴れたしいいじゃんね、もうすぐぼくの形を入れ換える
私たちは改築してもいいとは言っても
悲しくてとても二丁目になってしまう。
とりあえずこの手にぶら下がるところもあったし大丈夫?
公園の一部を私はべつにいいかなって、嫌いじゃないし?
もしくは外れたままの三つの顎だけで歩いて
付く跡で占いの表が
さっきから逆さだ、逆さ。
肉球って? 字がとても怖い、私は傷が開いてしまうよ
うに差し出された手が駄目だと言っていた。
どうしても公園になってしまうんだろ?
雨上がり、ひとしきりふる唄に
ぼくは見られている、そのたび隠すように歯の浮くような流れ。

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「作品 2012年5月4日号」の記事

  

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