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俳句1月 鬼   花尻万博

鬼

俳句1月 鬼   花尻万博

 

柊や 街
祀られ鬼
言のあひ虎落笛こゑする
鬼と災ふ
出口 街の川
鬼の衣冷た
塔婆、ビル日向
鉄の霊区まち
鬼 八方向交差点
街に鬼
吾の手か手袋の中動き出す

旧都とうきょう 朱の香
焚火語るかな
境界時雨れ
花街菊畑
狸小銭晒す
虎さへ和紙
ある種沈黙こゑする
鬼濡れ皺ぶ
旧都とうきょう今乱れて今雁
旧都に鬼
焚火の炎耳当ての中耳病みぬ

鬼虹植え
鴨 南北こゑする
小火と蛾
菊、山蜜
虹刷く
子は柚子
寒霞おに 子と動く
を失くし獣
そこ虹の肉
虹に鬼
初霜の降り来るまでよ螺鈿光

炭や指折片言
寒の水鳴りこゑする
炭明り標
村少しいち
炭火、鬼の胸毛
ねぶ
母に炭火なほ
白鳥 喪衣
温か口に飴
炭に鬼
故人 水と逢ふ生米きごめ洗魚あらひかな

花、黒めよ
雪へ神楽ふこゑする
踏めば水仙
鬼と今し帰り
熱無く蕊
世人も谺
鉱泉凍て
かみ古ぶ
比喩、花か
花に鬼
波音や夜は固まれりひとの花
《五十句》

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