殺戮の神   髙鸞石

  • 投稿日:2020年01月11日
  • カテゴリー:俳句

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殺戮の神   髙鸞石

いわゆる天災盲目の鶴火星に寝て
蜥蜴の眼赤く旗立つ砂漠に民兵鳴く
濃い老人ら都下まぼろしの蠍を潰す
揚羽蝶石化しビルに暴走の剥奪世代
凍結後の湖に殺戮の神を理解できず
怒る〈指導者〉ら兎の霊を青い棺に
脳に白い蟲帰り漁場の無残な日没
軍艦ようこそ暗黒山河に猿が生まれ
やがて串刺し厠の壺に霊歌囁き
早暁の羊塔焼きあるく世界尽

髙鸞石(こう らんせき)
1992年、北海道函館市生まれ。無所属。ブログ「悪霊研究

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