千年後の渋谷   神野紗希

千年後の渋谷   神野紗希

毛糸玉テレビの中で象が死ぬ

兎二匹否三匹やかたまりて

絵硝子の白鳥飛べり割れるまで

モーツァルトなら亀鳴くを聞きたがる

乳色の小鳥の骨や春の草

ピンに挿し希臘の蝶と泰の蛾と

寄り来たる子馬汝の声もてり

つばくらが父の読む本覗きこむ

蛇を飼う偽の流木偽の石

千年後の渋谷をよぎる鹿の群

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One Response to “千年後の渋谷   神野紗希”


  1. 赤黄男の生まれた町のこと : spica - 俳句ウェブマガジン -
    on 3月 5th, 2012
    @

    […] ●ウェブマガジン「詩客」で、作品10句、発表させてもらってます。 千年後の渋谷  神野紗希 動物の句を10句、つくってみました。 […]

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