辺土通信47   味元昭次

  • 投稿日:2012年10月05日
  • カテゴリー:俳句

辺土通信47   味元昭次

落し文父の知らざる母の過去

骨壷を置くに音して夏深し

結果論の好きな男とところてん

兄が来て鰻の穴を囁きぬ

歯を抜いて敗者想えり半夏生

夏深し抜歯の闇へ舌がゆき

叩き上げの男と鯰を見ておりぬ

蟻地獄に蟻落し込むのは教師

ゲバ棒の昔を殺し晩夏の喪主

沈下橋は蜩を聴くためにある

作者紹介

  • 味元昭次(みもと・しょうじ)

1947年土佐の国は佐川郷生。現在もそこに棲息。23歳で俳句と出会いずるずると今日に至る。都市より地方、利口より馬鹿、勝者より敗者、を好む。

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