すぐ終はる   髙久麻里

  • 投稿日:2017年10月14日
  • カテゴリー:俳句

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すぐ終はる   髙久麻里

草雲雀座れば膝の現るる
もう信号変はるよ芙蓉ゆれてるよ
牛乳に浮かぶシリアル台風来
顔乾いてしまふ九月の自画像の
秋の雨櫛にからまる明るい毛
アルフォートの船ゆつくりと溶けて月
鰯雲渡り廊下のすぐ終はる
由緒なき壺を見てゐる夜長かな
眉うすく霧がむかうの森へゆく
天井は床のかたちやそぞろ寒

髙久麻里(たかひさ・まり)
1988年生まれ。無所属。

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