かすかに雪   竹村美乃里 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

かすかに雪   竹村美乃里

  • 投稿日:2018年01月13日
  • カテゴリー:俳句

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かすかに雪   竹村美乃里

剪定の脚立が塔でかすかに雪
踏切のひらひらが頭を掠め冬
海へ海へ続く線路や冬帽子
手袋に指のわかれて船がくる
世界旅行ポスター貼りぬ悴んで
冬鴎つばさが筆のやうに黒
東西に道はるかなる雪野かな
外套の袖のボタンやはにかみぬ
冬靴が二足戸口に雪崩れ込む
ツタヤ閉店冬日の輝きのうしろ

竹村美乃里(たけむら・みのり)
1998年生まれ。広島県出身、大阪府在住。俳句甲子園をきっかけに作句を始める。

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