焼きそば   真篠みどり

  • 投稿日:2020年06月13日
  • カテゴリー:俳句

焼きそば

焼きそば   真篠みどり

焼きそばの生姜に光る春日かな
花の風くるりとまはし綿菓子に
重心をそつと上げたる蕨餅
味噌餡に口驚きて柏餅
金色のコロッケ挟む春の町
どぶづけにサッポロラガービールかな
波立ててカップアイスを掬ひけり
おばちやんのラーメン二丁天高し
雑炊に大きくまはす玉子かな
おでん屋のたまご分け合ふ二人かな

真篠みどり
1968年生。2016年に伝統俳句協会、卯浪俳句教室に入会。
大宮教室にて、橋本くに彦先生に俳句を教えて頂く。

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