手を出して   斉藤志歩

  • 投稿日:2021年08月07日
  • カテゴリー:俳句

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手を出して   斉藤志歩

昼寝して遠くヤクルト届く音
喫茶店に生まれて死ぬる熱帯魚
卓上の団扇使つてみて戻す
手を出して頬に受けたる夕立かな 
コンビニやビールでよいか聞く電話
サンダルを踏んで受け取る出前かな
ガーベラや傘は乾いてそれを巻く
錠剤のぱちりと出づる涼しさよ
戸を隔てシャワーの歌は二番に入る
風死すやしらじら光る夜の球場

斉藤志歩
1992年生。第8回石田波郷新人賞。「砕氷船」「むじな」所属。

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