審年詠 赤野四羽
傀儡子このよのみずを覆す
天降る暗殺団の歯朶飾り
螺子としてひとの命よ国の春
数の子や棄民の口の黒く開く
春永の薄らきれいな言葉かな
御鏡を額のごとく叩き割り
伊勢海老や水の温度のまま激す
宝船にいていつもめしの話
聖五輪嫁が君など食って待て
万歳に愛しているといってみる
赤野四羽
1977年生まれ。現代俳句協会青年部所属、ジャズ句会ライブ等を企画。
第34回現代俳句新人賞受賞。句集『夜蟻』(邑書林)。
審年詠 赤野四羽
傀儡子このよのみずを覆す
天降る暗殺団の歯朶飾り
螺子としてひとの命よ国の春
数の子や棄民の口の黒く開く
春永の薄らきれいな言葉かな
御鏡を額のごとく叩き割り
伊勢海老や水の温度のまま激す
宝船にいていつもめしの話
聖五輪嫁が君など食って待て
万歳に愛しているといってみる
赤野四羽
1977年生まれ。現代俳句協会青年部所属、ジャズ句会ライブ等を企画。
第34回現代俳句新人賞受賞。句集『夜蟻』(邑書林)。
© 2009 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト. All Rights Reserved.
This blog is powered by Wordpress