鶸草子十句
丑丸 敬史
鶸なきて
散華はじまる
春の磯
雲雀野の
かそけき瑕や
忘れ水
三日夜餠
手に取ればなる
鳴子百合
百山を從へ
夏雲
くづほるる
卯の花や
天の尾びれが
首筋に
相思鳥
唇でむすべる
おほばこや
河原鶸
浮沼(うきぬ)に浮かす
虛栗
季盡きて
夏の奥處に
蝶降りぬ
白辛夷
母のまねして
雲流る
火落ち
かの弘法麥も
穗立ちして
鶸草子十句
丑丸 敬史
鶸なきて
散華はじまる
春の磯
雲雀野の
かそけき瑕や
忘れ水
三日夜餠
手に取ればなる
鳴子百合
百山を從へ
夏雲
くづほるる
卯の花や
天の尾びれが
首筋に
相思鳥
唇でむすべる
おほばこや
河原鶸
浮沼(うきぬ)に浮かす
虛栗
季盡きて
夏の奥處に
蝶降りぬ
白辛夷
母のまねして
雲流る
火落ち
かの弘法麥も
穗立ちして
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