庭より 岸田祐子
秋蝶のゆつくり水に降りてゆく
鳥食べた後の玉蜀黍の粒
玉砂利を踏む音木の実割れる音
細長い日陰の庭の曼珠沙華
蟷螂の緑の中にある黄色
ぼさぼさの庭の光の草の花
秋の日の庭よりフルートの音色
水の音だんだん太く竹の春
やはらかな光つくつくぼうしまた
ゆつくりと雲の流れてゐて蜻蛉
岸田祐子
ホトトギス所属。第20回伝統俳句協会新人賞。
庭より 岸田祐子
秋蝶のゆつくり水に降りてゆく
鳥食べた後の玉蜀黍の粒
玉砂利を踏む音木の実割れる音
細長い日陰の庭の曼珠沙華
蟷螂の緑の中にある黄色
ぼさぼさの庭の光の草の花
秋の日の庭よりフルートの音色
水の音だんだん太く竹の春
やはらかな光つくつくぼうしまた
ゆつくりと雲の流れてゐて蜻蛉
岸田祐子
ホトトギス所属。第20回伝統俳句協会新人賞。
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