creystaling   森本孝徳

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creystaling   森本孝徳

こう背広がゆき苦しいのは、泥土にす早い蚯蚓腫れをつくるくさ束の自鬢が、懶
くくらいぼくの篊に堰止められたからか。鰶ろを焙べ、そまつなおそ祭りに親しま
ねばならぬ薄き。

つばにぬれた雑纂のみ窄らしさ。ぼくがあすこ!We didn’t mean to go to fango
水粒をなす身の代をしごきながら、この懶きのなかうみみたいな浮泥ういじに出る。す
ると・歿後の恋人に似た拐帯者がまたゆかいそうに霑い。痱子あせものおや玉も笑い、
疱瘡いもがさ顔の合切袋は捥がれたありの実のよう。

梨ノ木諏訪坂まで凶状持ちこれを囈語と託つことで戦えたういじを偲ぶ――
あのトガ人がぼくに、きみんちとの二つ目の四叉さえいい隠れ蓑になり、椋鳥も
うかない・交雑した日を知らせたまえと(すさぶ桑楡。うす穢き飯盒。そこに)
灯にみ紛うものがまだおり、こうひと翳がないのもどうせぼくの雪辱だからなの。

(泣くなよ)蘇鉄のたび、あまぼこりが均しくむくろの火薬を張り。門前
雀羅はいつも青くかびていると同じ日がい給う。

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