いたずらに  相田 えぬ

いたずらに                 

相田 えぬ

残像は天使だった三月尽

付箋めくるたび桜が散る仕組み

風光る見よう見まねの悪だくみ

ストレッチしつつゼリーを見張りつつ

ひまわりを風に預けておきました

ふりだしに戻る溽暑の逃避行

猩々を追い回す子や秋祭

旅人になりすます日の息白し

月蝕を告げる先輩冬最中

冬晴や宝探しの地図に星

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