コロナ明け暮れ   杉原祐之

  • 投稿日:2021年01月16日
  • カテゴリー:俳句

コロナ明け暮れ

コロナ明け暮れ   杉原祐之

資金繰り苦しく聖樹飾りたる
冬至湯を抜き終りたる香りかな
枯山に立小便の音響く
病棟の隅の聖樹の灯の消され
病院の裏の小山の枯木立
台所狭しと愚痴り年用意
感染の治まり切らず去年今年
疫病の町に遍く初明り
初雀跳ねコンビニの駐車場
初刷に自粛暮らしのあれやこれや

杉原祐之
昭和五十四年東京都生れ。「山茶花」飛天集同人、「夏潮」運営委員。
平成十年「慶大俳句」に入会、本井英、三村純也に師事。
第一句集『先つぽへ』(平成22年、ふらんす堂)
令和2年第12回「夏潮」「黒潮賞」受賞。

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