国道沿い  廿楽順治

自由詩廿楽130607

国道沿い  廿楽順治

ものの死が
わたしとまじわり
やがて
高くけむっていく姿をながめている
 
なにもつくられはしないが
噛み合ったように
塀へと沿い
ひとの帰宅がひえていく
さしだされ
あるべきところが深く
(氏名として)
えぐられている
 
だれもが移動する
平野の夢をみていたのではないか
という標識があり
遠望すると
骨の先端から
はげしく煙がのぼっている
 
鉄が
もうひとつの鉄へ
声をおさえ
その日の濃度をかたりかけているのだ

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