ほんとうはぜんぶいりようなのに嵐 ブリングル

ブリングル詩20140322

ほんとうはぜんぶいりようなのに嵐 ブリングル

三月」珊瑚」「かささぎ
あれは鉄塔」
書き下ろした言葉
癒えないように
乾くたびにかさぶたをはがした
にじんだ体液と泡沫
誰がかわりに泣いてくれるというの
わたしをみないこどもがいう
 
 
ついばんでは
引き戸の奥にいっぱいかくしてきた
しまいきれなくて床に散らばる
轍、あばら、それとも、味蕾
廻るゆびきり、げんまんきえた
おいてけぼりの子はかたちをうしなう
わがままで何がいけないの
酸素の薄い季節がまたやって来て
 
 
さ、む、い、とか、あ、たた、かい、とか。
花はこれから? 雪はまだ? と、うまれる子らの
ぬるいままのこもりうたかきみだす
ふりこの中にいるように日めくりかかえて
鳴らしてもバスはこない
わたしの届かないところで消えてゆく君の
せなかのくぼみに羽が咲いた
 
 
のばした手をすりぬけた焼けるような音
なにも残してくれないつもりでいるのだろう

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