さくら 細田傳造

細田詩140412

さくら 細田傳造

あっまずいな
頬にはなびらがいちまい
まずいよ東京
ことしも逃げられなかった東京
東京で
さくらに襲われた
慌てて窓を閉める
丁丁と勝ち誇る匈奴の風が
思想のはなびらを散らせている
さっきの風で
老女の頬に貼りついたはなびら
高熱の赤い顔に
白い斑紋
まずいな
とくにことしのさくら
中央病院窓外のさくら

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