(Venetia-03) 来住野恵子
永遠の裳裾をひるがえし、
ふるふると一縷の青がつなぎとめている。
天のきれはし。
迫り来る向こう岸。
めくらめく
炎の走り書きから誕生するもの―――
朽ちてゆく
マグノリアの花弁を勇敢な翼に変えるもの―――
闇を曳く
落下の渦その不動の芯から麗かな声をあげるもの―――
汝、反重力の証として。
(Venetia-03) 来住野恵子
永遠の裳裾をひるがえし、
ふるふると一縷の青がつなぎとめている。
天のきれはし。
迫り来る向こう岸。
めくらめく
炎の走り書きから誕生するもの―――
朽ちてゆく
マグノリアの花弁を勇敢な翼に変えるもの―――
闇を曳く
落下の渦その不動の芯から麗かな声をあげるもの―――
汝、反重力の証として。
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