遠征   森本孝徳

遠征

遠征   森本孝徳

犬の尻を素描する。しらぬまにそうしてたときみが、
そうして多糖類他動性アザナでなきがらをマネた発葉期のその、
いつも魔法瓶を提げて、魔法みたいに虚ロな缶の飴玉瀝青をいつも一個だけくれる活字のchantが、
そいつと白線の内側に浮かンでいた。うたをうたい、滂沱として鋏もないのに、
望潮みたいだ。七日、
そいつが佳境トーチカに差シ掛かると、シオマネく風に 男二人の情義を入れた日ノ経の方眼紙ペチカへ、
ぼくは帰ツてツた。あの無数の病を悟られまいと掏る僕の定数の芸だツた。
遠さを欠イた瞳と死ンだフリして「チロ」。――ホラ弟が帰ツてきた、端から誂えた風なセリフで、
帰ツたのは一昨日歌唄イ。「白白チロチロ」呼這うのを机下の賑わいみたいに聞イて
いたよ。七日振りにあの奇貨も置イて、魔法瓶も忘れない で――そんな義侠の念に支えられた、
ぼくたちの青い合鍵子母銭から絞れる滴り落チル空隙は ちの色をしてた。やがて、時間をかけても同じだろうに、
いつも忘れた頃に蚯蚓腫してる、しらぬまにそうしてたときみが、
そうして堪えたのは水洟、知らない詩人が論う(の字の)蛞蝓喀痰
廿年前「隣家を救う旅」のマネごとをしてぼくが午后した虚栗の足取。リー

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