最高の詩は朝に書かれて    ヨルゴス・ヴェイス(翻訳 マキ・スターフィールド)

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最高の詩は朝に書かれて    ヨルゴス・ヴェイス(翻訳 マキ・スターフィールド)

夜の刃がイメージの血で
ポタポタと滴りつづけるとき
きみは子供たちが
正方形の真ん中で遊んでいるのをはっきりと見られる
裸で、無防備で、後で消えていく
北に―
きみがそばに置いておく事ができなかったすべてのもの、
きみは非常に欲しがり、錆びた2本のペンチの中で
もがいていたものが、
永遠にきみになるために、
今はコーヒーとわずかなパンとバター。

ヨルゴス・ヴェイス(Yiorgos Veis)
ヨルゴス・ヴェイス(本名:ゲオルギオス・ヴェイス)は、ギリシャの作家であり、同国の元ユネスコ大使である。
ヴェイスは、35年間の外交官としての経歴に加えて、9言語に翻訳された13冊の詩集を含む、24冊の著作で有名である。
ヴェイスは、旅行記によって、ギリシャで最も権威のある国家文学賞を3回受賞している。
詩においては、2008年と2014年に、アテネ・アカデミーで受賞している。

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