ようやくやってまいりました最終回!長かった!最終回は『虫コレ』。あの高級ブランド【MUSHI】がついに俳句とコラボします。毎度おなじみだった罵倒はいたしませんだって最終回なんだもーん批評放棄☆みんな楽しんでね☆あ、石ぶつけないでね☆チャオ☆
傘というつめたい骨の束をとく 福田若之
卵割る音のあかるし春立てり 南十二国
二十歳つよき凍星のみ愛す 矢口晃
コピーして赤はグレーに昭和の日 山田露結
エリックのばかばかばかと桜降る 太田うさぎ
冬怒涛雲ごはごはにしてをりぬ 小野あらた
海が森を飲み込むやうに春キャベツ 山下つばさ
さくら餅たちまち人に戻りけり 渋川京子
クレパスの七十二色春を待つ 津川絵理子
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執筆者紹介
- 御中虫(おなか・むし)
1979年8月13日大阪生。京都市立芸術大学美術学部中退。
第3回芝不器男俳句新人賞受賞。平成万葉千人一首グランプリ受賞。
第14回毎日新聞俳句大賞小川軽舟選入選。第2回北斗賞佳作入選。第19回西東
三鬼賞秀逸入選。文学の森俳句界賞受賞。第14回尾崎放哉賞入選。
2012年5月11日 : spica - 俳句ウェブマガジン -
on 5月 11th, 2012
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[…] 華燭あげ理想の上司・部下と讃ふ 赤い新撰 編集日記① 「詩客」では、好評であった御中虫の赤い新撰「このあたしをさしおいた100句」の第10回(最終回)が載り、終了する。来週から「赤い新撰・本編」が掲載され、新しいシリーズに入る。『俳コレ』を悪口雑言で評した赤い新撰は、実は「赤い新撰・本編」(御中虫100句選及び小論)を始めるための予告編だった、ということである。そもそも御中虫の「このあたしをさしおいた100句」は自分をさしおいたことへの怒りの告発文なのであるから、その結論は「あたしを入れろ!」となって当然である。気の弱い編集人がこれに応諾して、その通りの進捗となってしまったのである。これが大事件だったか小事件だったかはさておき、私にとっては十分事件というに価した。と言うことで、私のこの3ヶ月間の悪戦苦闘の編集日記を遡って以下公開することにする。 * * 御中虫との出会いは12月23日。『俳コレ』パーティで話をする。詩歌梁山泊のパーティでも会っているはずなのだが、直接中身のある話をしたのはこの日が初めてだった。それで、・・・メールアドレスを聞くのだが教えてくれない。じゃあ、私の名刺を渡すから連絡するようにと言う。迷惑そう。後日、御中虫のブログを読むとこんなことを書いていた(私に対してじゃないが)、「名刺を寄こす奴の大半は、クソなのよぉおおおおおおーーーーーーー!!!!」。 27日、御中虫がメールアドレスを送ってくる。 […]