戦後俳句を読む ‐ 執筆者紹介 ‐赤尾兜子の句 / 仲寒蝉

赤尾兜子の句

長野県佐久市在住の仲寒蝉と申します。よろしくお願いします。

磐井さんとは「相馬遷子研究」を一緒にやらせていただき、一人の作家を深く掘り下げたこと、その作家の時代の中での位置付けについて考えをめぐらしたこと等とても勉強になりました。だから今度のお誘いにも二つ返事で参加させていただくこととしました。

私は結社としては「港」所属、従って水原秋桜子-能村登四郎-大牧広という師系となります。また「里」という梁山泊のような同人誌にも所属しており、どちらかというと気分的にはかつての前衛俳句に共感を持っています。

今回取り上げようと思っているのは赤尾兜子、その理由は

1)兜子と言えば「音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢」しか知らず、つまりは余り先入観なしに入れそう(遷子の時もそうだった)であること。

2)私の所属している現代俳句協会の第9回の協会賞を受賞し、そのことがきっかけで俳人協会が分離独立したと聞き及んでいること。

3)「里」で親しくさせていただいている媚庵さん、短歌の世界では藤原龍一郎さんがかつて藤原月彦の名で兜子の「渦」に所属されていたこと。

4)私と同じ大阪出身であること。

というところでしょうか。兜子の俳句は今ほとんど読むことができず、その「忘れられそうな感」もやる気に火を付けました。幸い色々と探し回って『赤尾兜子全句集』を手に入れることができたので、とりあえず最小限の必要文献は手元にある訳です。まずはこれを読み込むことから始めたいと思います。

執筆者紹介

  • 仲寒蝉(なか・かんせん)

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