幽棲とかどごと 森本孝徳

森本詩20140207-1
森本詩20140207-2

幽棲とかどごと 森本孝徳

風葬する耳打ちする目論見の基礎を
はらはら首斬りが朱く染まる。
余の帛紗物も板につイた。
ぼくをぼそぼそとつづけている幕間。
 
鹿爪らしく空席は埋めたカミツレの紡錘を
みる密度も温故された、渡邉の齢や
母子三人の無謬のツミレー。
 
家のものに、黄色い調和がみえた艀
(「あやすと笑うンだ」伝言の浮)
いうが疾いかうでずくで眠る、午後納期の
みつうみ 埒を時計廻りに結イマワして。
 
依怙地だ。もう「隠れるのに梃子摺るのは
文庫にむかえろ。
口笛なンか吹くなよ」湯の使い方も騒騒しいのに、
踊り字の々々が新百合を過ぎて消灯
時代をかせいで
掃討する「あ、
そう」掃討する 朝夙のぎりぎりのところ、
ぼくが
   凩の含意に象られていた。
 
              消灯、
悲劇上梢はひとりでしか叱られなかろう
紙を跨いでも木霊ならみずによめる。
めしいるより沁みいる安い団欒
弔電おしきせの月も落ちた。
検疫上ぼくたちは短い章が疎に生えた文枝の目を横領したかづきめの夜分きを遇した。
 
くさばをゆく
唾潰した口承の 土地勘にさゆる
白鞘はかく悟したが
薄荷、酔ツた顔付で忠鉢が続けた
日当くさいねンねが袖口から解れている
刻下、刻下ばかりか
先述したひみつきちだ。
 

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