太陽 岩永佐保
歳晩や音を味方に茶漬飯
くしけづる青き裸体画雪もよひ
海に見て太陽若し革ジャケツ
電車音又電車音干蒲団
板塀の冬蜂けふを
孟宗の直幹に雨蕪村の忌
椅子廻し空気うごける霜夜かな
初弥撒や藻畳を水均しゆく
尾を余し猫は木のうへ春隣
作者紹介
- 岩永佐保(いわなが・さほ)
昭和16年6月6日福岡生れ。「鷹」同人。俳句研究賞受賞。
俳人協会幹事。NHK文化センター講師。句集『海響』『丹青』『迦音』。
太陽 岩永佐保
歳晩や音を味方に茶漬飯
くしけづる青き裸体画雪もよひ
海に見て太陽若し革ジャケツ
電車音又電車音干蒲団
板塀の冬蜂けふを
孟宗の直幹に雨蕪村の忌
椅子廻し空気うごける霜夜かな
初弥撒や藻畳を水均しゆく
尾を余し猫は木のうへ春隣
昭和16年6月6日福岡生れ。「鷹」同人。俳句研究賞受賞。
俳人協会幹事。NHK文化センター講師。句集『海響』『丹青』『迦音』。
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