給水車の到着待ちて人並ぶ乳母車を前後の
佐藤通雅「東日本大震災―被災地より―」 「毎日新聞」四月二十四日
佐藤通雅は仙台市青葉区在住。個人誌「路上」の原稿を印刷所に
入稿してまもなくの被災だったそうだ。世界を優しく暖かい視線で
とらえることが特徴といえる佐藤の短歌作品だが、掲出歌も絶望的
な状況の中での互助の光景である。日本人は災害の最中でも、礼儀
正しいと外国メディアがこぞって絶賛したようだが、この歌に切り
取られた景こそも、その典型だろう。
給水車の到着待ちて人並ぶ乳母車を前後の
佐藤通雅「東日本大震災―被災地より―」 「毎日新聞」四月二十四日
佐藤通雅は仙台市青葉区在住。個人誌「路上」の原稿を印刷所に
入稿してまもなくの被災だったそうだ。世界を優しく暖かい視線で
とらえることが特徴といえる佐藤の短歌作品だが、掲出歌も絶望的
な状況の中での互助の光景である。日本人は災害の最中でも、礼儀
正しいと外国メディアがこぞって絶賛したようだが、この歌に切り
取られた景こそも、その典型だろう。
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