夏風邪   ふしぎ

  • 投稿日:2019年09月14日
  • カテゴリー:俳句

夏風邪

夏風邪   ふしぎ

夏風邪のまま区役所に行かされる
外人のくちびる嫌う秋の蝶
遠くまでトマトの苗はこぶ子供
月末の旅行パセリがたべられる
朝食はお菓子でもいい文化の日
法師蝉おとなしそうに抗って
家出した話また聞く星月夜
ツナ缶を灰皿として今日の月
走馬灯値札はがしてから眠る
本を売る道中にある藍の花

ふしぎ
屍派と俳諧無心に所属しています。名字募集中。

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